2018年7/23(月)、たまたま京都市のごみ減量などを担当している部署が主催で、「エコ屋台村」が7/22からの2日間限定で開かれているという情報を入手し、行って来ました。
時期は、祇園祭の後祭(あとまつり)の真っ最中。
場所は、京都芸術センター中庭です。
烏丸四条から歩いて10分程度で到着。
入り口はとても趣あるところでした。
ただ、今回の屋台村の入り口は、ここではないようです。
やじるしに沿って、道沿いを少しだけ北へ。
大きな看板に誘われて、入口へ。中庭へ続く通路から入って行くようでした。
担当者の方が、チラシを配りながら大声で呼び込みを行っていました。
入って行ってみます。
中庭は大きく広がっており、道路沿いからは予想できなかった活気にあふれていました。
かなり人が来ていました。
時間帯としては17時開始なので、17時半くらいに到着するように行ったのですが、平日のこの時間帯にしては、かなり賑わっていたように思いました。
子供や家族連れが多かったのが印象的でした。
考えてみたら、子供達は夏休みなんですね。
浴衣を着ている子供も多くみられて、とても華やかです。
観光客の方でしょうか、女性の集団で浴衣の方も。後ろから失礼します〜
子供向けのお楽しみが色々とあり、これは色々と「エコ」が結び付けられていました。
こちらは、廃材等を作って作られたと見られる、鉄砲で的を打つ遊び。
廃材を作って作られた、ぱちんこもありました。
暑い日でしたが、リターナブル容器での冷たいお茶のサービスがとても嬉しかったです。
学生さんと見られる方々がボランティアで運営を手伝っておられるようでした。
子供達の作品が飾られているなど、地域と深い協力関係によって実現されていることのだろうと思わされました。
「エコ」を冠する屋台村なだけあって、様々な環境対策について京都市が実施されている取り組みを紹介するブースがありました。
アンケートを答えると、抽選のようにガラガラが回せて(あの回す物体の名前をど忘れてしましたが・・・)
私は、京都市の環境系のグッズとして鉛筆とパンフレットが入ったセットをいただきました(^^)
会場の前方は舞台が設置されており、大道芸や、
お囃子の演奏がありました。
ここで聞いたお囃子は、山(祇園祭の神輿)が過去に燃えてしまったところが、その山の再建を目指してお囃子を絶やさないようずっと練習し続けているグループなのだと、本部にいた担当者の方が教えて下さいました。
外国人観光客の方もちらほらみました。
看板等は、日本語のみの記載のようでしたので、日本語がわかる方か、何か面白そうということで冒険心で入ってみた方々でしょうか。
カメラを周りにしきりに向けておられました。
見るものはたくさんあったので、きっと満足して帰られたのではないでしょうか。
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さて、盛りだくさんなので、色々と紹介しましたが、今回の目的である、「食べ残しゼロ推進店」の屋台出店についてです。
担当者の方にお話を伺ったところ、こちらは、京都市で4年ほど前から始まっている取り組みに登録されている803店舗もの店舗のうち、手を挙げた10店舗弱が出店されているとのことでした。
各店舗のどこかしらに、「食べ残しゼロ推進店」の8項目ある基準のうち、何を実施しているかを示すマークが掲載されていました。
こちらは、「地産地消」。
「賄い料理」というものもありました。これは、通常のメニューを出すために材料を使った残りをうまく活用した料理を作り、従業員やお客さんに振舞っている、という意味だそうです。
実際に、店舗に立たれている方数人に、そのマークの話題をふって見た所、少し残念ながら詳しく理由を知っている人はあまりおられませんでした。
屋台に出店ということで、そもそもお店にいつも出られているメンバーではない場合もあったようです。
お一方、いつも店にも立たれているという方にお話を伺うことができましたが、「賄い料理」については、一応作って従業員で食べている、とのことでした。
800店もの店舗が登録されているとのことですので、意義に賛同して積極的に「食べ残しゼロ」を推進されている店舗は残念ながら屋台の抽選に外れてしまったのかもしれないですね。
毎年やられているとのことでしたので、来年またタイミングが合えば訪れてみたいと思います。
私も、お話を伺ったお店で、リターナブル食器に入った鱧のフライと、じゃがバターを購入し、サービスで頂いたお茶と一緒にいただきました。
いずれも大変美味しく、エコとか食べ残しとかそんなことはどうでもよくなるくらい(?)、満足して、担当者の方にも色々とお話を伺い満足して帰りました。
担当者の方のお話からは、京都市では、実質的な数値データや、手や足を使った試行を重ねておられ、それに基づいた地に足がついた取り組みの企画も多方面で進めておられることがわかりました。
根気を発揮して、20年以上前から他に先んじて取り続けておられる、食品ロス関連のデータもご紹介いただき、取り組みを始めて数年の身としては、見習わねばと大変刺激を受けました。
ただ、そんなエコに興味があったり、小難しく考える人でなくても、「エコ屋台村」は美味しいものも、楽しいものもたくさんの場所でした。
どうぞ皆様も、来年以降足を運ばれると良いと思います。
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